「大企業・官公庁で入れ替えとなったノートパソコンの有償譲渡会」でパソコンを購入する前に確認すること
お客様から「『ノートパソコンをお譲りします』っていう有償譲渡会のチラシを見たんだけど、こういうパソコンってどうですか?」という質問がありました。
たまに、新聞折り込みとかポストに「大企業・官公庁で機器入替となったノートパソコンをお譲りします」というチラシ入ってくることがありますが、それを見て買っていいかどうか判断がつかなかったことから相談したとのこと。
一応、パソコンの性能や説明の記載はありますが、読んでもよくわからないという場合や中古ということあって購入して失敗しないか不安になりますよね。
そこで、この記事では当店がお客様にお話ししている3つのチェック項目についてご説明いたします。
有償譲渡会のノートパソコンとは?
JEMTC(一般社団法人 日本電子機器補修協会)さんのページ機器有償譲渡までの流れ | みらいへ活かす 有償譲渡会日程 | JEMTC会場日程案内 有償譲渡される機器の内容と有償譲渡の流れについて 有償譲渡会でお渡しするパソコンは大企業等においてリースで使用されてきた機器です。リース期間 満了後にデータ初期化…
結論
購入前に以下の3つの項目についてチェック
- Office(Word、Excel)は互換品でも問題ないか確認
- SSDを搭載しているパソコンか確認
- Windows11にアップグレードできるか確認
3つの項目を確認して問題なければ購入を検討しましょう!
Office(Word、Excel)は互換品でも問題ないか確認
有償譲渡会のパソコンにインストールされているOfficeはほとんどが「WPS Office」というMicrosoft Officeの互換品です。
互換品といっても使い勝手はMicrosoft Officeと大きく変わることはないので違和感はないと思います。
ただ、以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。
- Microsoft Officeで作成したファイルを開いた時に複雑なレイアウトだとズレが発生する場合がある
- Microsoft OfficeのExcelで作成したマクロが動かないことがある
- メールソフトが付属していない
お客様には「一般家庭で使用する分には問題ありませんが仕事で使用したり他の人とWord、Excelデータのやり取りがある場合はMicrosoft Officeをおすすめします」ということを伝えています。
WPS Officeのメリット・デメリットについてはこちらを参照
SSDを搭載しているパソコンか確認
有償譲渡会のパソコンは安い価格だと2万円代からありますが低価格帯のパソコンはストレージ(データ保存する部品)にハードディスク(HDD)を搭載していることが多いです。
Windows10でHDD搭載のモデルは使っているとかなり動作が遅くなってきて快適に使用できなくなるのでストレージにはSSDという速い部品が搭載されているパソコンを選ぶことをおすすめしています。
パソコンが遅い原因は?
Windows11にアップグレードできるか確認
WindowsはOSのバージョン毎にサポート期限というもの設定されています。
サポート期限が切れても使用することはできますがMicrosoftから更新プログラムが配信されなくなるので徐々にセキュリティが弱くなっていくことからインターネットを使用している場合はサポート期限が切れたOSを搭載しているパソコンは利用を控えた方が良いです。
Windows10のサポート期限は2025年10月なので、今パソコンを購入してもあと2年半ぐらいしかサポート期限が残っていない状態ですがWindows11にアップグレードできれば長く使用することが可能です。
ただ、Windows10から11へのアップグレードは条件が厳しく、比較的新しい(大体2018年以降に製造された)パソコンじゃないと対応できないので購入前に有償譲渡会の担当者に確認した方が良いと思います。
担当者にWindows11にアップグレードできるか確認!!
まとめ
有償譲渡会のノートパソコンは性能からすると価格が高いと個人的には感じますが、購入時に対面で担当者に質問できるというのはパソコン操作に不慣れな方にとっては安心感がありメリットだと感じます。
ただ、今回紹介したポイントを確認していないと購入後に後悔することもありますので事前にチェックしてから購入を検討するようにしましょう!
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